こんにちは、ユキレドブログへようこそ。
今日も張り切って、トレンドなトピックを追ってみましたのでお楽しみ下さい。
久々の平安時代の大河ドラマですね。
紫式部が活躍した平安時代は、日本の歴史の中で文化的に豊かな時期でした。794年に桓武天皇によって平安京(現在の京都)が遷都され、凡そ400年の間平安な時が続きます。
天皇や貴族を中心に、洗練された雅な文化が発展しました。かな文字、和歌、物語、大和絵、寝殿造など、雅な要素が花開いた時代であり、現在の京都でもその美意識を感じることができます。
このブログでは
にスポットあてて紹介していきます。
光る君へはどんな内容ですか? 雅な時代に生きる「まひろ」
「光る君へ」は平安時代を舞台に、主人公・紫式部の生涯を描いています。
紫式部は平安中期に、のちに世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生み出した女性。
きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を描いています。
紫式部の代表的な文学作品
- 源氏物語: 『源氏物語』は、世界最古の長編小説とされ、紫式部の代表作。
- 紫式部日記: 『紫式部日記』は、宮中での生活や藤原道長邸の様子などを記した日記文学。
- 百人一首: 紫式部は和歌も多く残しており、『百人一首』に和歌が収められている。
- 紫式部集: 紫式部が自ら詠んだ和歌集。紫式部の生活環境や心情の変化がうかがえる貴重な資料。
「光源氏」の恋愛ストーリーの原動力は秘めた情熱と想像力とし、執筆に欠かせない存在として、時の最高権力者、藤原道長を恋い焦がれるお相手として登場させます。
紫式部が生涯心を寄せ、陰に陽に影響を与え合う“パートナー”として描いていく展開です。
光る君へは実話ですか?
「光る君へ」は、紫式部と道長が幼なじみだという設定から出発しているのですが、実はそもそもこの設定自体が史実に反します。 NHKが制作発表の段階で発表してしまったため変えられないので妥協することしたとコメントあり。
実際には、2人が幼なじみだったということも恋仲だったということもあり得ません。当時の慣習では互いの身分が違いすぎて、全く接点がありえないし、ありませんね。
「光る君へ」のまひろとは誰のこと?
大河ドラマ第63作となる「光る君へ」。 主人公は世界最古の長編小説とも言われる「源氏物語」の作者・紫式部で、作中では「まひろ」という名で呼ばれます。
「光る君へ」とはどういう意味ですか?
まず「光る」について。 周囲の人々が「光る君」と呼んだと書いてあります。 高貴な人の実名を呼ばないようにするための通称なのです。
2.NHK光る君へはいつ再放送されますか?
NHK [総合]日曜 午後8時00分 / 再放送 翌週土曜 午後1時05分 [BS・BSP4K]日曜 午後6時00分 [BSP4K]日曜 午後0時15分/ 2024年1月7日(日)放送開始予定!
光る君への再放送はNHK総合・翌週土曜 午後1時05分となっています。 この時間に視聴できない方や全話視聴したい方は、動画配信サービスの利用がおすすめです。
NHK日曜23時のドラマ2024は?
作:大石 静
音楽:冬野 ユミ
題字:根本 知
語り:伊東 敏恵アナウンサー
出演:吉高 由里子 柄本 佑 黒木 華 井浦 新 吉田 羊 高畑 充希 町田 啓太
玉置 玲央 板谷 由夏 ファーストサマーウイカ 高杉 真宙 秋山 竜次
三浦 翔平 渡辺 大知 本郷 奏多 ユースケ・サンタマリア 佐々木 蔵之介
岸谷 五朗 段田 安則 他
紫式部は本名ですか?
本名ではありません。
紫式部の本名は判明していませんが、彼女は女房名という官職名で呼ばれていました。
宮中では藤式部(とうのしきぶ / ふじしきぶ)と呼ばれていましたが、後に「紫式部」と呼ばれるようになりました。
平安時代の貴族階級の女性は実名を公にしないことが多かったため、紫式部を含む多くの女性文人は通称で呼ばれていました。
紫式部という人
紫式部は、『源氏物語』の作者として知られており、この作品は彼女の生涯で唯一の物語作品です。
また、歌人としても『百人一首』の和歌が知られており、『紫式部日記』や『紫式部集』、『拾遺和歌集』などにも和歌を残しています。
彼女は和歌795首を詠み込んでおり、『中古三十六歌仙』や『女房三十六歌仙』にも選出されています。
紫式部の娘である大弐三位も『百人一首』や『女房三十六歌仙』の歌人として知られています。
紫式部の生没年については確証がなく、研究者ごとに異なる説がありますが、少なくとも970年から978年の間に生まれ、1019年まで存命したとされています。
彼女の作品は日本文学や歴史研究において貴重な資料となっています。
紫式部の名前は、彼女の才能ある文学活動とともに、謎めいた魅力を持つ存在として、後世に伝えられています。
光る君へのまひろの父は誰ですか?
三条天皇が出家した後、まひろの父・藤原為時(岸谷五朗)は官職をまたもや失います。代わりにまひろは生活のために職探しに奔走します。
光る君へでまひろは何歳?
光る君へ」【第2話】984年、母の死から6年、 まひろ(吉高由里子) は15歳となり、成人の儀式を迎えます。 そして19歳の 藤原道長(柄本佑 )と再会を果たします。 【第3話】【第4話】【第5話】も、同じ歳で進みます。
光る君へ 相関図 天皇と藤原北家
この記事では、第10話あたりから花山天皇が出家し、一条天皇が即位させたことにより藤原兼家の摂関政治がはじまります。
これにより藤原北家が金、権力、軍事力を手中に収め、隆盛を誇る時点から話を展開しています。
下の家系図の縮図を下記のように添付します。
いよいよ、兼家の家が天下を握ります。この時点で一条天皇はたったの7歳です。幼い天皇をサポートするため、外祖父である兼家が天皇の代わりに政治を取り仕切ることになったわけです。
藤原北家 道長は、北家の五男
藤原道長は、藤原北家に属していました。彼は平安時代中期の公卿であり、父は藤原兼家。藤原道長は兼家の五男であり、彼の出世の経緯は兄たちの死後に政権を掌握し、摂関政治の絶頂期に立ちます。
彼は後一条天皇、後朱雀天皇、後冷泉天皇の三帝の外祖父となります。
摂関政治 (天皇家を操るために編み出した藤原家政治スタイル)
摂政・関白の役職を独占して、政治を支配し続けた藤原家が作った政治スタイルのことを言います。
時代で言うと、10世紀後半〜11世紀(900年代後半〜1000年代)にかけて摂関政治が行われました。
日本は、701年に大宝律令が制定され、律令に基づく国家造りを目指していました。
しかし、800年代に入ると律令の内容が時代の変化に対応できなくなり、900年代に入ると律令が機能しなくなっていきます。
律令は、つまり法律です。
法律の機能しない世界、金と暴力と権力だけがものをいう弱肉強食の世界が広がっていきました。これが900年代の日本で起こりました。
実際に、朝廷では金と権力を持つものが政治を支配するようになり(藤原家のように)、地方の人々は自分を守るため武装化するようになります。
この武装化した人々が後の武士となっていきます。
そんな無秩序な時代の中、政治に新しい秩序をもたらしたのが摂関政治です。
藤原氏は摂政・関白の地位を利用して、
- 政治の実権を握り、
- 広大な荘園を手に入れ、
- 官職をエサにして各地の武士たちを従えました。
つまり、金・権力・軍事力を手中に収め設題な権力を得てその体制の頂点に達したのが藤原道長なのです。
摂政とは何? (外祖父になることが条件)
摂政っていうのは、天皇が幼かったり病弱だったりするときに、ピンチヒッターとして天皇に代わって政治を行う役職になります。
摂政は天皇代行として絶大な権力を持つため、古来より摂政に就任できるのは皇族に限られていました。
858年、約200年ぶりに摂政を置かなければならない事態が起こりました。
清和天皇という天皇が、わずか9歳で即位したのです。
この時に摂政になったのが、藤原良房という男でした。
しかし、摂政は皇族の人しかなれません。
藤原良房が、大きく2つの理由で前例をぶち壊します。
事情①:藤原良房は、文徳天皇(清和天皇の父)と深い結びつきを持っていた。
少しさかのぼって仁明にんみょう天皇の頃(833年〜850年)の話をします。
当時、仁明天皇の次の天皇候補(皇太子)は、淳和天皇の息子である恒貞親王にすでに決まっていました。
しかし、自分の息子を次の天皇にしたかった仁明天皇は、藤原良房と組んで承和の変(842年)を起こします、
そして恒貞親王を皇太子の座から追放してしまいます。
代わりに皇太子となり、天皇即位したのが文徳天皇なのです。
つまり、文徳天皇が天皇になれたのは藤原良房のおかげでした。
そのため、文徳天皇は藤原良房とは切っても切れない関係で、文徳天皇は基本的に政治のことを藤原良房に任せていました。
事情②:藤原良房は、清和天皇の母方のおじいさん(外祖父)だった。
当時の社会には「子どもは母の実家で育てるもの!」という風習があったので、母の実家の長である母方のおじいさん(外祖父)は、子育てに強い影響力を持っていました。
清和天皇も藤原良房の家で育てられていたので、なので「外祖父が孫の清和天皇の面倒を見るのは当然だよね!」っていうのが当時の人々の常識的な考え方でした。
文徳天皇との深い関係性と外祖父という立場が、前例をぶち壊して藤原良房を摂政にまで押し上げたのです。
良房の前例が摂関政治として藤原家で受け継がれて行くことになります。
関白とは何?
摂政は成人した天皇が登場すれば藤原氏の出番は終わるあくまでピンチヒッターです。
良房の養子だった藤原基経という人物がまたもや一計を案じます。
884年、藤原基経は、陽成天皇を譲位に追い込み、血筋的に本来なら天皇になれるはずのなかった光孝天皇を支援して天皇即位させてしまいました。
藤原基経は、天皇即位の見返りとして「天皇が成人しても、摂政みたいに権力を握れる役職を作って、私をその役職に任命すべし!」と条件を持ち出し、光孝天皇はこれに応じました。
こうして登場した、成人天皇の政治を補佐する役職のことを関白といいます。
- 天皇が幼いときは摂政、
- 天皇が成人したときは関白
になれば、天皇に代わって絶大な権力を振るえるようになりました。
摂関政治が完成するまで
良房・基経がやりたい放題やった結果、藤原氏はいろんな人たちから警戒されるようになり、基経が亡くなった後、藤原氏の動きは少しだけ落ち着きました。
摂政・関白の置かれなかった醍醐だいご天皇・村上天皇の治世は「藤原氏に支配されない理想の政治」を掲げ、それぞれ治世の年号をとって延喜・天暦の治と呼ばれるようになりました。
しかし、藤原氏が警戒されるようになっても、藤原氏が金・権力・軍事力の3点セットを持っていたことには変わりありません。
900年以降、藤原氏をなんとかしようといろんな対抗馬が現れ、969年、最後の対抗馬である源氏と藤原氏の間で、激しい政争が行われました。(安和の変)
結果は、藤原氏の勝利。この勝利によって藤原氏に対抗できる勢力はいなくなり、朝廷内は藤原氏の独壇場となります。
ライバルさえ消えてしまえば、摂政・関白として政治の実権を握るのは簡単です。
安和の変の後、摂政・関白は途切れなく置かれるようになり、こうして始まったのが摂関政治となります。
外祖父とは何?
しかし、摂関政治は藤原道長・頼通親子のころがピークであり、その後は衰退していくことになります。
大前提として、そもそも摂関政治は運ゲーでした。
摂関政治で最も大事なのは、天皇の外祖父になることです。
そして天皇の外祖父になるには、いくつかのステップをクリアしないといけません。
最も神頼みになるのが、STEP①と③です。
なぜなら、子供が生まれるか?とか、生まれる子供は男か女か?という問題は、神のみぞ知る運任せだったからです。
藤原頼通は、父藤原道長のように娘に恵まれず、唯一の娘を後冷泉天皇に嫁がせるも、男の子を出産することができませんでした。
つまり、上のステップでいうSTEP③に失敗します。男の子の孫を設けることができず外祖父になれなかったのです。
その結果、藤原氏を外祖父としない天皇が登場しました。
その天皇が、後三条天皇です。
後三条天皇は、藤原氏を頼らず自らの手で政治を行ったため、後三条天皇の登場によって長く続いた摂関政治は終わることになりました。
後三条天皇以降は、外祖父ではなくて天皇のお父さん(上皇)が権力を握る院政がブームとなり、摂関政治が復活することもありませんでした。
摂政・関白という役職は残り続けましたが、もはや絶大な権力を持つことはなくなりました。その後、豊臣秀吉が関白になったのは有名な史実ですね
番組制作陣
やはり大河ドラマは重厚感があって見ごたえしますね。
いったいどんな制作陣でできあがったのでしょうか?
そこにスポット当ててみました。
脚本家:大石静
大石静(おおいし しずか)は、日本の脚本家、エッセイスト、作家、女優であり、ラブストーリーの名手として知られています。彼女は数々のテレビドラマや映画の脚本を手掛け、その作品は多くの視聴者に愛されています。
大石静のプロフィールと主な作品についての詳細です:
- 本名: 高橋 静
- 誕生日: 1951年9月15日(72)
- 出身地: 東京都
- 学歴: 日本女子大学文学部卒業
- 所属: ノート所属
- 主な作品:
- テレビドラマ:
- 『私の運命』
- 『ふたりっ子』(第15回向田邦子賞と第5回橋田賞を受賞)
- 『Days』
- 『オードリー』
- 『ハンドク!!!』
- 『功名が辻』
- 『暴れん坊ママ』
- 『四つの嘘』
- 『セカンドバージン』シリーズ
- 『大恋愛〜僕を忘れる君と』
- 『知らなくていいコト』
- 映画:
- 『セカンドバージン』
大石静氏は、日本のテレビドラマ界で長年にわたり活躍しており、その才能と作品の魅力は多くの人々に感銘を与えています。
源氏物語は描かない
私たちチームのやりたかったことは、紫式部が、どういった生い立ちの中であの奥深い物語が書ける人物へと成長していったのかを描くことなので、源氏物語は直接なぞらない、しかし紫式部が源氏物語を書くにいたった背景や成長過程に絞りを入れた。
静氏が込めるみどころ
平安時代の印象や既成のイメージを変えたいと思っている。例えば紫式部という文学者は権力批判の考えの強い人でした。文学というのは本来そういうものですし、自己否定の精神もなければならない。皆さんが抱いておる紫式部のイメージがこのドラマで違い人物だなと思っていただければ成功だと思っている。
「光る君へ」の世界配信を願う
源氏物語』はハーレクイン・ロマンス(恋愛小説)的な面白さと、深い哲学的なものが両方流れているところが、世界でも未だに高く評価されている理由だと思います。
そういった奥深い作品を書いたが故に、紫式部はユネスコが選出する「世界の偉人」に日本人で初めて選ばれるなど、世界的に評価されている日本が誇る作家だと思う。
これを機に『光る君へ』も世界配信をし、光る君へを通じて「紫式部」をもっと知ってもらいたい。
音楽:冬野 ユミ
音楽はNHKの土曜時代ドラマ「アシガール」や連続テレビ小説「スカーレット」など人気作を手掛けた冬野 ユミ氏が担当。
3歳よりピアノを学ぶ。10歳の時、ハモンドオルガンに出会い傾倒、14歳でプロデビューを果たし、演奏活動を始める。学生時代より、ピアニスト、キーボーディストとして活動する傍ら、作曲家としてラジオドラマ、テレビドラマ、ドキュメンタリー、教育番組、CMなど多岐にわたる音楽制作に携わる。
テーマ曲演奏は、反田 恭平(ピアノ)、朝川 朋之(ハープ)、広上 淳一(指揮)NHK交響楽団が担当、雅な世界を美しく描き出します。
弦楽器が、物語を奥深くしますね。平安の時代があんなにマッチするとは思いませんでした。
このドラマの秀逸な別の面を見つけた気がします。
冬野ユミ氏のコメント
大河ドラマの音楽担当は、劇伴音楽家として、最高に胸躍ることであります。オファーをいただいた時から、心臓バクバク、半端ないプレッシャーと喜びマックスで、作ってきました。気心知れた仲間とは、本当にやりやすいのだけど、絶対にマンネリは嫌だ!と心に決め、作り始めました。音楽的な成長&恐れず挑戦し続ける!を目指し、心血注いだ今回の曲たち。
テーマ曲「Amethyst」は、ピアノとハープのコンチェルト。平安の絵巻物がだーっと広がっていくような色彩を感じてもらえるかしら~
1曲目の「Primavera」は、最後まで、「Amethyst」とどちらがテーマになるか競い合った曲。どの曲も、音楽オンリーで楽しんで聴いてもらえたら嬉。もちろん、劇伴として、「光る君へ」の名場面を思い出していただけたら、、この上ない喜びです!
題字:根本 知(ねもとさとし)
『光る君へ』は、漢字とかな文字が交互に並ぶタイトル。
根本知(ねもと さとし)
- 1984年11月25日生まれ
- 39歳(2024年1月時点)
- 大東文化大学大学院博士課程終了
- 立正大学、放送大学で教鞭
- Grand Seiko 作品提供
- NY個展
- WEB 連載「ひとうたの茶席」
紫式部と藤原道長、両者の想いが入り混じり、それでいて互いに感化し合うような、そんな印象の題字を書きたいと思ったそう。
日本書道の魅力の一つに『流れ』の美しさが挙げられ、文字だけでなく、文字と文字の間にも流れが感じられるよう、何度も筆をとったといいます。
書道指導面では、第2回で手慣れた筆さばきで代筆、代詠を行った吉高由里子さん演じる主人公・まひろ(紫式部)。その平安時代の「仮名」の特徴や吉高由里子さんを指導。題字・書道指導の根本知さんです。
平安時代では、筆は必ず右手で持ちます。これは日本の文化であり、変えるわけにはいきません。吉高さんは左利きなのですが、ご本人から「利き手じゃなくても自分で書きたい」とお話がありましたので、「では右に変えましょう。私も頑張って教えます」ということになり指導したそうです。
むしろ右手に変えてよかったと思ったそうです。ふつうは筆をぎゅっと握ってしまうけれども、吉高さんは利き手ではないから、筆を軽く持てるのだとか。
それがかえって雅(みやび)に見えるのだそう。軽く、緊張感も出すぎていないので、ステキです。
吉高さんには、「平安時代はまだそこまで仮名の形が定まっていないので、ちょっと下手でもいいのだとか。当時はまだつたない仮名も多く散見するので、むしろ自信を持って生活スタイルの中になじんだ仮名が書けるといいと思います」とアドバイスしたそうです。
語り:伊東 敏恵アナウンサー
何とも安心感のある語りですね。それもそのはず大ベテランです。やはりこういう方の語りは大河歴史ドラマには欠かせませんね。
出身地 山口県周南市
生年月日 1972年10月23日(51歳)
最終学歴 東京女子大学文理学部心理学科卒業
勤務局 NHK放送センター
部署 東京アナウンス室
職歴 岡山(1996.6 – 1999.8)→広島(1999.8 – 2002.3)→東京アナウンス室(2002.4 – 2010.3)→広島(2010.3 – 2012.4)→東京アナウンス室(2012.4 – 2017.6)→甲府(2017.6 – 2019.6)→人事局(2019.6 – 2022.6)→東京アナウンス室(2022.7 – )
活動期間 1996年 –
ジャンル ドキュメンタリー・情報
配偶者 あり
- 大河ドラマ本編の語りは今まで関わったことがなかったので、うれしかったです。
- 実はちょっとだけ、「平安時代の物語かぁ」というのはありました。私自身にとって時代的にあまり身近ではなかったですし、平安時代と紫式部にはそれなりに固定されたイメージがあるような気がしていたので、素人ながら、「どうしたら今の人達に楽しんでいただけるドラマになるのかな…」と思いを膨らませた。
今回の大河ドラマは恋愛要素も多く含まれていて、それももちろん楽しみではあるのですが、当時の人たちが何を思って文字を書いていたのか、書くという行為に秘められたメッセージを想像しながら見ていただくと、より深くこの作品を楽しむことができるのではないかなと思っています。
伊東アナウンサーは、語りで大事にしていることをこう語っています。
大河ドラマにおける語りは、登場人物などを紹介する役割を果たす立場なので、一つ一つの言葉の立たせ方を意識しています。前に出すぎないように、どの言葉を強調して言うかなど塩梅(あんばい)を考えながら。イメージとしては水や空気のような感じです。ハッキリと目には見えないけれども、絶対にないと困るもの。引き算の美ではないですけれど、余白があるからこそ大事な部分が目立つというのを意識して頑張りたいと思っています。
伊東アナウンサーの語りの響きは、まるでドラマ「光る君へ」の空気そのものとなって、漂っていました。
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