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【白タク問題】ライドシェア解禁なき日本は時代遅れ?

【白タク】ライドシェア解禁なき日本は時代遅れ?

昭和、平成のころ、道を歩いていて外国人観光客を見かけることなんて、ほとんどなかった。
でも今の日本は違う。どこへ行っても外国人であふれている。観光が日本経済を支える大きな柱になった。
それは事実だ。恩恵を受けているのもまた事実だ。

なのに、いまだに「白タク違法!」と大騒ぎしている。
違和感しかない。


なぜか。


世界中で当たり前になっているライドシェア、たとえばGrabやUberすら日本には存在しない。
観光客にとっては不便極まりない。
言葉も通じない、料金も高い、日本独自のタクシーしか使えない。
これで「おもてなしの国」なんて、笑わせるなと言いたい。

ライドシェア(一般人が自家用車で客を運ぶ仕組み)を自交総連は強く反対

理由は、

  • ライドシェアはタクシー業界の規制を破壊する
  • 利用者の安全が確保できない(運転者や車両の管理がタクシーほど厳格でない)
  • ドライバーの労働環境や生活も悪化する
  • 企業は仲介だけして、運行の責任を負わないビジネスモデルだから危険

特に、日本ではライドシェアは**道路運送法違反(白タク行為)**とされてきたので、これを認めるのは許せない、という立場。

最近の流れでは、政府が「地域交通の担い手不足」などを理由に、規制緩和を進め、今年(2024年)6月に新しい法律の議論までしようとしていて、これに対して自交総連は抗議運動を続けている、というわけだ。

https://www.jikosoren.jp/check/sirotaku/sirotaku02.html\

違法だから取り締まる?

いや違う。
ライドシェアを正式に制度化して、一定の基準をクリアしたドライバーに営業許可を与えればいいだけだ。
グラブだってウーバーだって、世界中でそれをやっている。
なぜ日本だけそれができない?

答えは簡単。
タクシー業界が自分たちの利権を守りたいだけだ。
それだけの話だ。


でも、そんな時代じゃない。


通信業界だってそうだった。
かつてドコモ一強だった時代、外資や格安SIMに押されて、今では競争が当たり前になった。
農業だってそうだ。
コメ農家を保護しても、海外産に押される現実は止められなかった。
世界が開かれている以上、古い産業を守るために国全体を犠牲にするわけにはいかない。

タクシー業界だって例外じゃない。


外国人観光客にとって、ライドシェアは安心のインフラだ。
自分の母国語で会話できる。
料金も明朗。
行き先だってアプリで指定できる。
こんなに便利なものを「違法だから」と禁止してる日本は、どう考えても世界から取り残されている。


もういい加減、目を覚ませと言いたい。

ライドシェアを解禁して、

  • 外国人観光客にも
  • 日本人にも
  • 地方の移動弱者にも
    便利な交通手段を提供すべきだ。

過去の栄光や、守るべき利権にしがみつく時代は終わった。
必要なのは、現実を見ることだ。

本当のおもてなしとは、観光客にとっての「便利」を用意すること。
日本人にとっても「選択肢」を増やすこと。
これを拒んでいるうちは、どれだけ観光に力を入れても、世界から笑われ続けるだけだ。

時代はとっくに変わっている。
あとは、日本がその変化を受け入れるかどうかだ。


データで見るインバウンドの現実

  • 2024年の訪日外国人旅行者数:3,686万9,000人(前年比47.1%増、過去最多)
  • 2025年1月〜3月の訪日客数:1,054万人(過去最速で1,000万人突破)
  • 2024年の訪日外国人旅行消費額:8兆1,395億円(前年比53.4%増、過去最高)

これらの数字が示す通り、日本は観光立国としての地位を確立しつつある。
しかし、交通インフラがこの現実に追いついていない。


目指すべき日本の姿


ライドシェア全面解禁によって期待できる効果

  • 多言語対応の交通インフラ
     外国人観光客が安心して利用できるよう、アプリやサポート体制を多言語化し、
     異文化間のハードルを下げることができる。
  • 地方の活性化
     公共交通機関が不足している地域で、ライドシェアが新たな移動手段となり、
     観光客誘致や住民生活の質向上に貢献できる。
  • 新たな雇用創出
     副業や兼業としてドライバー業務に従事することで、
     地域に新しい収入源をもたらし、経済活性化を促進できる。
  • 持続可能な観光政策の実現
     観光客と住民の利害を調整しながら、交通インフラを効率化することで、
     オーバーツーリズムの弊害を防ぎ、共存できる環境づくりに寄与する。

例えば:Uber Taxiが長野で本格始動

出典:エキサイトニュース

2025年4月1日、Uber Japanは長野県白馬村で「Uber Taxi」を導入。これは、地域の交通課題解決を目指した試みで、長野県内の大町、安曇野、長野市へとサービスを拡大中です。2024年11月、白馬村との包括連携協定を結び、地域のニーズに応える形で本格運用がスタート。全国規模での全面解禁には至っていないものの、地域限定での導入は、全国展開へのステップとなることが期待されている。

まとめ

これらを実現するためには、ライドシェアの全面解禁が不可欠だ。
時代の流れに逆らうのではなく、柔軟に変化を受け入れ、
新しい交通社会を築いていく姿勢が今、求められている。

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