こんにちは、ユキレドブログへようこそ。
今日も張り切って、トレンドなトピックを追ってみましたのでお楽しみ下さい。
前回はJAXAとインドの共同開発について発信しました。
日本人2人の月面着陸 は2028年以降に実現
がいよいよ具体的になってきましたね。
有人月面探査「アルテミス計画」合意
アメリカが主導する有人月面探査「アルテミス計画」において、日本人宇宙飛行士2人が月面着陸することが、日米両政府の合意方針となりました。この計画は、月面探査や月面基地の建設を目指しており、実現すればアポロ計画以来、半世紀ぶりの有人月面着陸となります。
日米両政府は、米国主導の有人月面探査「アルテミス計画」において、日本人の宇宙飛行士2人を月面着陸させる方針で合意したことが、17日に明らかになりました。日米首脳会談が予定されている4月10日には、宇宙分野での協力関係を確認し、盛山正仁文部科学相と米航空宇宙局(NASA)のビル・ネルソン長官が、月面活動内容を盛り込んだ文書に署名する見通しです。
計画では26年にまずは米国人飛行士の月面着陸を目指し。28年以降にも定期的に飛行士を月面に送り、このうち2回で日本人を着陸させ、トヨタの月面探査車「ルナ・クルーザー」を運用するスケジュールが想定されていとのこと。
具体的な宇宙飛行士の名前は公式発表前のため、詳細はまだ明らかにされていませんが、日本人宇宙飛行士2人がアルテミス計画に参加することで、日本の宇宙開発への貢献が期待されています。
アルテミス計画は、人類の未来を拓くアルテミス世代の宇宙飛行士を応援するプロジェクトであり、日本人の月面着陸は大きな節目となるでしょう。
アルテミス計画とは
アルテミス計画は、米国主導の月面探査計画であり、以下の目標を持っています:
- 有人月面着陸: 2024年までに「最初の女性を、次の男性を」月面(特に月の南極付近)に着陸させることを目指しています。
- 持続的な有人月探査: 月面での探査活動を行い、持続的な駐留を確立します。
- 火星への準備: アルテミス計画を通じて火星探査に向けた準備を行います。
アルテミス計画は、NASAを主導とするものであり、国際的なパートナーシップによって実施されます。日本人宇宙飛行士も月面着陸に参加する予定です。
アルテミス計画参加国
アルテミス計画は、アメリカが主導する有人月面探査の計画であり、以下の国々が参加しています¹²³⁴:
- アメリカ合衆国: アルテミス計画の主導国であり、NASAが中心となって実施しています。
- 日本: JAXA(日本航空宇宙研究開発機構)が協力しています。
- カナダ: カナダ宇宙庁(CSA)が参加しています。
- イタリア: イタリアが国際的パートナーとして参画しています。
- ルクセンブルク: ルクセンブルクもアルテミス計画に参加しています。
- アラブ首長国連邦(UAE): UAEも計画に協力しています。
- イギリス: イギリスが国際的なパートナーとして参加しています。
- オーストラリア: オーストラリア宇宙庁(ASA)も計画に参画しています。
- 協力:一緒に計画を行う
- 参画:計画段階から一緒に行う
- 参加:単に計画に参加する
これらの国々は、アルテミス計画を通じて持続的な有人月探査を実現し、将来的には火星への準備を進めることを目指しています。
アルテミス計画#1から#3
アルテミス計画は、月面着陸を含む一連のミッションで構成されています。具体的なミッションは以下の通りです¹²³⁴:
アルテミス1号:
無人の試験飛行で、オリオン宇宙船と宇宙発射システム(SLS)ロケットを指しオリオン宇宙船を月周回軌道に投入し、地球に帰還します。
2022年11月16日に、フロリダ州のケネディ宇宙センターLC-39B発射台から打ち上げられ、オリオン宇宙船は月の周りを周回しました。その後、太平洋に着水し、無事に帰還しました。
このミッションは、月周回軌道への到達、6日間の月周回後、地球帰還までの安全性を検証することを目的としています。オリオン宇宙船は、高温や厳しい環境に耐える能力を試験するために無人で打ち上げられました。
アルテミス2号:
初の有人ミッションで、オリオン宇宙船に4人の宇宙飛行士を乗せ、月の周回軌道に投入する予定です。
アルテミス2号は、アメリカ航空宇宙局(NASA)が企画するアルテミス計画で、初めて乗組員を乗せた飛行テストを行うミッションです。
このミッションには、レイド・ワイズマン、ビクター・グローバー、クリスティーナ・コック、ジェレミー・ハンセン(左上から時計回り)の計4人の宇宙飛行士が搭乗する予定です。
アルテミス2号の打ち上げ予定は以下の通りです:
2021年11月時点では、2024年11月にアメリカ合衆国フロリダ州にあるケネディ宇宙センターから打ち上げられる予定でした。
2024年1月時点では、2025年9月の打ち上げが目標とされています。
アルテミス2号は、有人月面着陸を実施する前段階の重要なミッションとなります。
アルテミス2号の日程変更は、宇宙飛行士の安全確保が第一義的な理由だとしています。有人飛行初のオリオン宇宙船による飛行試験であり、宇宙飛行士を支える重要な環境制御や生命維持システムをテストするもの。NASAはこれらの部品認定試験で予期せぬ問題に直面し、解決に追加の時間が必要と判断したとのこと。
アルテミス3号:
有人月面着陸を行うミッションで、2人の宇宙飛行士が月着陸船「Starship HLS」に搭乗して月の南極へ降り立ち、氷の探査などを行います。打ち上げは2026年9月に実施する計画。
したがって、アルテミス3号は有人月面着陸を実施するミッションとなります。アルテミス計画は、月面探査を進める上で重要な一連のステップを含んでおり、国際的な協力によって実施されています。
とてもつもなく大きな月着陸船です。
アルテミス4号
NASAは現在、アルテミス4号は月周回ステーション「ゲートウェイ」との初ドッキングミッションで、2028年の予定は変更しないとのこと。
ゲートウェイの初号機打ち上げも2025年10月から延期を検討中だ。アルテミス4号ミッションとの整合性を高めるためだ。NASAとJAXA協力の内JAXAの貢献部分は下図の通り。
の他下記の期間が参画。
- ROSCOSMOS:ロシア連邦宇宙局
- ESA:欧州宇宙機関
- CSA:カナダ宇宙庁
月面有人飛行宇宙飛行士候補2名
JAXA(日本航空宇宙研究開発機構)の宇宙飛行士候補者として選ばれた2人の方々について。
- 諏訪理(すわ まこと)さん
- 2023年2月に宇宙飛行士候補者として選抜されました。
- JAXA入構後、約2年間の基礎訓練を受け、宇宙飛行士としての要件を満たすことでJAXA宇宙飛行士として認定される予定です。
- 基礎訓練では、宇宙飛行士として必要な工学や宇宙機の概要、宇宙実験に必要なサイエンス関連の知識、ISS/「きぼう」日本実験棟のシステムの概要、一般サバイバル技術、飛行機操縦、スキューバ、語学、体力などの基礎能力訓練を受けています。
- 諏訪 理(すわ まこと)
- 年齢: 46歳(1977年生まれ)
- 現職: 世界銀行上級防災専門官
- 出生地: 出身地は茨城県つくば市
- 経歴: 2007年6月にプリンストン大学大学院地球科学研究科を修了後、2008年に青年海外協力隊でルワンダに派遣、2010年11月に国際連合・世界気象機関(WMO)に入社、2014年3月に世界銀行入行し現在に至っている。
- 諏訪さんは小さい頃から宇宙飛行士の夢を抱いており、今回の挑戦に至りました。科学万博や宇宙飛行士の報告会などを通じて宇宙への興味を深め、長時間の努力と粘り強さを持っています。彼は次の世代に夢と希望を与える宇宙飛行士になりたいと考えています。
- 米田あゆ(よねだ あゆ)さん
- 同じく2023年2月に宇宙飛行士候補者として選抜されました。
- 基礎訓練を修了し、宇宙飛行士としての要件を満たすことでJAXA宇宙飛行士として認定される予定です。
- 基礎訓練では、宇宙飛行士として必要な知識とスキルを習得しています。
- 米田 あゆ(よねだ あゆ)
- 年齢: 28歳(1995年生まれ)
- 現職: 日本赤十字社医療センター外科医師
- 出生地: 東京都
- 経歴: 2019年3月に東京大学医学部医学科を卒業後、同年4月に東京大学医学部附属病院に入職、2021年4月に日本赤十字社医療センター入職、2022年10月に虎の門病院に派遣され現在に至っている。米田さんは幼少期から宇宙飛行士を志し、向井千秋さんの伝記を読んで感銘を受けました。彼女は女性初の月面到達を目指す夢を抱いており、宇宙飛行士としての使命感を強く感じています。
2人は「専門分野や学歴で門戸を絞らない」とするJAXAの選抜方針のもと、4127人という応募者から選ばれた。今後は基礎訓練の結果を踏まえ、JAXA飛行士として正式に認定される予定だ。なお、JAXAが新たな宇宙飛行士候補を選別したのは約14年ぶりとなりました。
これらの宇宙飛行士候補者は、日本の宇宙開発に貢献することを期待されており、アルテミス計画に参加することで、半世紀ぶりの有人月面着陸に向けての重要な一歩となるでしょう
日米両政府が米国主導の有人月面探査「アルテミス計画」で、日本人の宇宙飛行士2人を月面着陸させる方針で合意することが17日、分かった。4月10日に予定する日米首脳会談で宇宙分野での協力関係を確認し、盛山正仁文部科学相と米航空宇宙局(NASA)のビル・ネルソン長官が月面活動内容を盛り込んだ文書に署名する方向だ。
月面探査車ルナクルーザー
宇宙航空研究開発機構(JAXA)とトヨタ自動車が開発する有人月面探査車(ルナクルーザー)が月面を探索
トヨタと日本航空宇宙研究開発機構(JAXA)が共同で開発している月面探査車の名前は「ルナクルーザー」です。この名前は、トヨタのランドクルーザーから着想を得ており、「必ず生きて帰ってくる」というコンセプトを表しています。
「ルナクルーザー」は、月面での有人探査活動に必要な有人与圧ローバ(有人月面車)として開発されています。月面は厳しい環境であり、重力が地球の6分の1、温度はマイナス170℃から120℃、真空、強い放射線、月の砂(レゴリス)で覆われています。このような環境での使用に耐えるため、トヨタの信頼性、耐久性、走破性、燃料電池技術などが活用されています。
ルナクルーザーの特徴
ルナクルーザーは、トヨタと日本航空宇宙研究開発機構(JAXA)が共同で開発している月面探査車であり、以下の特徴を持っています:
- 六輪駆動(前輪2対、後輪1対): 月面の厳しい環境での走行に適した設計です。
- 全長6.0メートル × 全幅5.2メートル × 全高3.8メートル(約2台分のマイクロバスサイズ): 居住空間を確保しつつ、コンパクトなサイズを実現しています。
- 居住空間13立方メートル(4畳半ワンルーム程度): 2名が滞在可能で、緊急時には最大4名まで収容できます。
- 酸素・水素満充填で1,000キロメートルの走行が可能: 燃料電池技術を活用しています。
- 月面では10,000キロメートルの走行が可能(予定): 過酷な環境下でのクルーの安全かつ確実な移動を実現します。
まとめ
月面着陸船は28.9億ドルでSPACEX社が受注したようですね。最近のイーロン・マスク氏は、多くの車両リコール問題を抱えており、TESLA社の状況も厳しいようです。彼の経営手腕には不安があり、一部では以前ほどの信頼がないという声も聞かれます。
引用元:techtimes.com/
Isaiah Alonzo, Tech Times 16 April 2021, 07:04 pm
SpaceX was recently awarded the contract of NASA for the Artemis Moon Mission for $2.89 billion to produce a human landing system (HLS) Starship to bring humans to the lunar surface. T
かつて日本に対して否定的な姿勢を示していた彼ですが、最近では中国生産を中止し、日本にシフトしています。これは、テスラ社がEV車に特化するだけでは持続できないため、日本のメーカーとの協力を模索しているのだろうと考えられます。彼の会社が制作するロケットが安全かつ信頼できるものであることを、今回の有人宇宙ミッションが日本人クルーを月面に着陸させる可能性が高いため、切に願います。