こんにちは、TARTです。
今日は、パパイヤの育て方について、紹介します。
パパイヤは、果物としても野菜としても楽しめる、ごく一般的な果物です。育て方も大変容易で、結構な悪条件でも一年中育てることができます。
そんな手軽な果物ですが、料理用途は広く、健康効果も高い果物になります。
TARTはよく、この果物を便秘の特効薬として使っています。
簡単です。パパイヤ一個を用意し、美味しく頂くためよく熟したものを冷蔵庫で冷やします。冷えたパパイヤを半分に割って、そのままスプーンで掬って食べるだけです。
これでお通じが良くなること間違いなしです。
また、ナザレノ農園でもパパイヤは取れすぎて食べるのに苦労するのでスープにしたりします。
パパイヤのスープは、鶏ガラスープの旨味とパパイヤの甘みが合わさった、ほっとする味わいのスープです。
パパイヤは、熟したものを使うと、甘みがより強く感じられます。ただし、火を通しすぎると、美味しくなくなります。
具体的には、以下のような味になります。
基本の味:鶏ガラスープの旨味とパパイヤの甘み
具だくさん:豚肉や鶏肉の旨味も加わり、さらにコクが増します。
栄養価アップ:ほうれん草やブロッコリーなどの野菜の旨味と栄養も加わてください。
まろやか:ココナッツミルクや豆乳の甘みとコクが加わり、まろやかな味わいで目新しい味を楽しめます。
レシピは料理欄に書いておきますのでお好みのアレンジで、ぜひ作ってみてください。
ババイヤ゙とは
パパイヤは、南米原産の果物ですが、日本でも沖縄や鹿児島などの温暖な地域で栽培されています。パパイヤは、果物としても野菜としても楽しめる、とても身近な果物です。
パパイヤは、ビタミンCやカリウム、食物繊維などが豊富に含まれています。ビタミンCは、風邪予防や美肌効果が期待できます。カリウムは、むくみ解消や血圧を下げる効果が期待できます。食物繊維は、便秘解消や腸内環境を整える効果が期待できます。
パパイヤは、生で食べるだけでなく、ジュースやサラダ、スープなど、さまざまな料理に使うことができます。パパイヤのジュースは、ビタミンCをたっぷりと摂取できる、夏にぴったりの飲み物です。パパイヤのサラダは、さっぱりとした味わいで、夏の食卓に彩りを添えてくれます。パパイヤのスープは、トロトロとした食感で、寒い冬に温まります。
パパイヤは、栄養価も高く、料理にも使える、とても便利な果物です。ぜひ、パパイヤを食卓に取り入れて、健康と美容を保ちましょう。
パパイヤの便秘解消効果
パパイヤには、消化酵素であるパパインやペクチンが含まれています。パパインは、タンパク質を分解する働きがあり、ペクチンは、腸内の水分を引き寄せて、便を柔らかくする働きがあります。
パパイヤをよく熟したものを冷蔵庫で冷やして、そのままスプーンで食べると、より効果的です。冷たいパパイヤは、お腹に優しく、食べやすいです。
パパイヤの伝説
パパイヤは、南米原産の果物ですが、その起源は、マヤ文明やアステカ文明の時代まで遡ります。マヤ文明では、パパイヤは、豊穣や幸運の象徴とされていました。また、アステカ文明では、パパイヤは、太陽神の食べ物とされていました。
パパイヤは、古くから、人々の生活に密着した果物でした。その栄養価と効能が、人々に愛されてきたのでしょう。
パパイヤの栽培について
1. はじめに
パパイヤは熱帯・亜熱帯地域原産で、南米のアマゾン川流域が起源です。日本では沖縄や九州などの温暖な地域で栽培され、甘くジューシーな果肉が特徴です。完熟すると黄色く色づき、とろりとした食感になります。栄養素も豊富で、ビタミンCやビタミンA、カリウムが含まれています。
パパイヤとはどんな果物か
パパイヤは、ウリ科パパイヤ属の小高木で、樹高は10mに達します。葉は大きくて心臓形状で、花は雌雄異株で別々の株に咲きます。果実は楕円形で、長さ20~30cm、直径10~15cmほどあります。生育が早く、種をまいてから1年ほどで収穫可能。1本の株から年間を通じて収穫でき、収穫量が多いのが特徴です。
パパイヤの育て方のポイント
生育環境:
温暖な地域が適しており、生育適温は25~30℃です。12℃以下では生育が低下します。
栽培には十分な日当たりが必要です。
土壌:
水はけの良い土壌が好ましいです。
鉢植えの場合は、赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用します。
水やり:
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
梅雨の時期は土が乾いたら水やりを控え、根腐れを防ぎます。
肥料:
春から秋にかけて、生育期に合わせて2週間に1回、化成肥料を与えます。
病害虫対策:
病害虫には強いが、アブラムシやハダニなどの害虫が発生することがあるので、注意が必要です。
ウイルス病にも注意が必要で、発生した場合は対策を講じます。
栽培のポイント:
比較的容易に栽培できる果物であり、ご家庭での挑戦がおすすめです。
2. 植え付け
植え付け時期
パパイヤは、温暖な気候を好むため、植え付けの時期は、春から秋にかけてが適しています。沖縄や九州などの温暖な地域では、一年中植え付けることができます。
植え付け場所
パパイヤは、日当たりと風通しのよい場所で栽培しましょう。また、水はけのよい土壌を好みます。
鉢植えの場合は、直径30cm以上の鉢を使用しましょう。
植え付け方法
植え穴を掘る
植え穴の深さは、苗の根鉢の高さの2倍ほど掘ります。
土を入れる
植え穴に、元肥として腐葉土や堆肥を混ぜ入れます。
苗を植える
植え穴に苗を植え、土を寄せます。
水やりをする
植え付け後は、たっぷりと水やりをします。
植え付け時の注意点
・植え付けの際には、株元を高く植え付けないように注意しましょう。根腐れの原因になります。 ・苗を植え付ける際には、苗の根鉢を崩さないように注意しましょう。
植え付け後の管理
植え付け後は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。また、生育期である春から秋にかけては、2週間に1回、化成肥料を与えましょう。
パパイヤは、生育が早いため、植え付けから1年ほどで収穫できます。
植え付けは、春から秋にかけての暖かい時期に行います。植え付け場所は、日当たりがよく、風通しの良い場所を選びましょう。植え穴の大きさは、苗の根鉢の2倍程度の大きさにしましょう。植え付け方法は、苗を植え穴に入れ、土を寄せて根を覆い、水をたっぷりと与えましょう。
3. 水やり
水やりの頻度
パパイヤは、乾燥に弱いため、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。特に、生育期である春から秋にかけては、水切れを起こさないように注意しましょう。
鉢植えの場合は、夏場は毎日、冬場は2~3日に1回程度の水やりが目安です。地植えの場合は、夏場は朝夕、冬場は午前中に水やりをしましょう。
水やりのタイミング
水やりのタイミングは、土の表面が乾いてからが適しています。土の表面が濡れているのに水やりをすると、根腐れの原因になります。
水やりの方法
水やりは、根元にたっぷりと水を与えましょう。水やりの際には、鉢皿にたまった水は必ず捨てるようにしましょう。
また、水やりの際には、葉や花に水がかからないように注意しましょう。葉や花に水がかかると、病害虫が発生する原因になります。
水やりの注意点
・梅雨の時期は、根腐れを防ぐために、土が乾いたら水やりを控えましょう。 ・冬場は、地面の凍結を防ぐために、水やりの量を減らしましょう。
パパイヤは、水やりの管理が重要な果物です。水やりの頻度やタイミングを適切に行い、パパイヤを元気に育てましょう。
4. 肥料のやり方
肥料の種類
パパイヤは、生育が早いため、生育期である春から秋にかけては、2週間に1回、化成肥料を与えましょう。
化成肥料は、窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)の3つの栄養素をバランスよく含んだ肥料です。パパイヤは、特に窒素とカリウムを多く必要とします。
窒素は、葉や茎の生長を促進する栄養素です。カリウムは、果実の肥大や病害虫の抵抗力を高める栄養素です。
フィリピンでの七つの主要な肥料を紹介します:粒状および粉末尿素(46-0-0)、硫酸アンモニウム(21-0-0)、完全肥料(14-14-14)、リン酸アンモニウム(16-20-0)、塩化カリウム(0-0-60)、およびリン酸二アンモニウム(18-46-0)がメインになります。
農家は肥料の適切な施用を確認するために土壌の栄養状態とpHを分析すべきです。
土壌分析ができない場合、植え替え時に穴の底にダイアンモニウムリン酸塩(18-20-0)50gを施用します。
植え替え後1か月で、アンモニウム硫酸55g(21-0-0)と塩化カリウム(0-0-60)23gを苗木の周りに施用します。
植え替え後2か月で、アンモニウム硫酸83gと塩化カリウム34gを施用します。
3か月後にアンモニウム硫酸138gと塩化カリウム56gを施用します。
5か月目は施用せず、6か月目にアンモニウム硫酸165gと塩化カリウム68gを施用します。
その後、3か月ごとにアンモニウム硝酸塩165gとカリウム213gを施用します。
ホウ素(BORON)の施用も必要で、1株あたり5gの割合で3か月ごとに行います。
植え付けから7か月後には亜鉛硫酸塩(ZINC SULFATE)を15gずつ施用し、その4か月後にも施用を繰り返します。
肥料の与え方
化成肥料は、株元から10cmほど離れた場所に、穴を掘り、その中に肥料を施しましょう。肥料を施した後は、土を寄せて、水やりをします。
また、有機肥料を施すこともできます。有機肥料は、土壌の団粒構造を改善し、根の発育を促進する効果があります。
有機肥料は、堆肥や腐葉土などの有機物を土に混ぜ込むか、液体肥料として与えることができます。
肥料の注意点
・肥料を与えすぎると、根腐れの原因になります。 ・肥料を与える際には、土壌の水分を十分に確認してから与えましょう。
パパイヤは、肥料が不足すると、生育が悪くなったり、果実の品質が落ちたりすることがあります。適切な量の肥料を与えて、パパイヤを元気に育てましょう。
5. 剪定
剪定の時期
パパイヤの剪定は、生育期である春から秋にかけて行うのが一般的です。
剪定することで、風通しや日当たりを良くし、病害虫の発生を防ぐことができます。また、花つきや果実の収量を上げる効果も期待できます。(家庭では特に必要ありません)
剪定の方法
剪定は、以下の手順で行います。
剪定する枝や葉を決める
剪定する枝や葉は、枯れた枝や病気や害虫に侵された枝、交差した枝、内向きに伸びた枝などです。
剪定用具を用意する
剪定用具は、園芸用ハサミや鋸などです。剪定用具は、刃が鋭く、清潔なものを使用しましょう。
剪定を行う
剪定は、枝の付け根から1~2cmのところで切り落としましょう。切り口は、斜めにすると水がたまりにくく、乾きやすくなります。
切り口を保護する
剪定後の切り口は、キヨナールパテなどのパテ状の保護剤を塗って保護しましょう。
剪定の注意点
・剪定は、天候の良い日に行うようにしましょう。 ・剪定後には、傷口から病原菌が侵入するのを防ぐために、殺菌剤を散布しましょう。
パパイヤは、剪定をすることで、よりおいしい果実を収穫することができます。適切な時期に剪定を行い、パパイヤを元気に育てましょう。
6. 病害虫対策
病害虫の種類
パパイヤは、うどんこ病やアブラムシなどの病害虫が発生することがあります。
うどんこ病
うどんこ病は、葉の表面に白い粉状の病斑が現れる病気です。葉の光合成が阻害され、生育不良や枯死につながることがあります。
アブラムシ
アブラムシは、新芽や葉に群がって吸汁する害虫です。吸汁された部分は、生長が抑えられたり、変色したりすることがあります。また、アブラムシは、ウイルス病の媒介者となることもあります。
その他の病害虫
その他にも、ハダニやカイガラムシ、灰色かび病、炭疽病などの病害虫が発生することがあります。
病害虫対策の方法
病害虫が発生した場合は、以下の対策を行いましょう。
被害を受けた部分を速やかに除去する
殺虫剤や殺菌剤を散布する
また、病害虫の発生を予防するために、以下の対策を行いましょう。
日当たりと風通しを良くする
元気な苗を植える
適切な水やりと施肥を行う
病害虫対策の注意点
殺虫剤や殺菌剤は、使用方法をよく読んでから使用しましょう。
殺虫剤や殺菌剤を散布する際には、風向きや時間帯に注意しましょう。
パパイヤは、病害虫に強い植物ですが、適切な対策を行うことで、病害虫の発生を抑え、パパイヤを元気に育てることができます。
7. 収穫
収穫時期
パパイヤの収穫時期は、植え付けから約1年後、果実の表面が黄色く色づいた頃です。
収穫の目安は、果実の長さが20~30cm、直径が10~15cmになった頃です。
収穫の方法
収穫は、果実の付け根をハサミで切り取ります。切り口は、斜めにすると水がたまりにくく、乾きやすくなります。
また、果実を収穫する際には、落ちないように注意しましょう。
収穫後の保存
収穫したパパイヤは、常温で保存すると、1~2日で食べ頃になります。
また、冷蔵庫で保存すると、1週間ほど保存できます。
収穫後の注意点
・収穫したパパイヤは、すぐに食べない場合は、冷暗所で保存しましょう。 パパイヤは、熟すにつれて甘みが増します。完全に熟したパパイヤは、果肉がとろりとした食感になります。パパイヤは、収穫後も日持ちがする果物です。適切な方法で保存して、おいしくいただきましょう。
8. まとめ
パパイヤは、比較的育てやすい果物です。上記の育て方を参考に、ぜひご家庭でパパイヤを育ててみてください。そのほかに
パパイヤの栄養価と調理方法のアイデアを紹介します。試してみて下さい。
パパイヤの栄養価
パパイヤは、ビタミンCやカリウム、食物繊維などが豊富に含まれています。ビタミンCは、風邪予防や美肌効果が期待できます。カリウムは、むくみ解消や血圧を下げる効果が期待できます。食物繊維は、便秘解消や腸内環境を整える効果が期待できます。
パパイヤは、生で食べるだけでなく、ジュースやサラダ、スープなど、さまざまな料理に使うこともできます。パパイヤのジュースは、ビタミンCをたっぷりと摂取できる、夏にぴったりの飲み物なのです。
パパイヤの料理
パパイヤと鶏ガラスープで作るとてもお手軽なスープです。パパイヤは熟したものを使うと甘みが増しておいしく仕上がります。火を通しすぎると食感が悪くなるので、注意しましょう。好みで、具だくさんや栄養価アップ、まろやかにするなどのアレンジもできます。
パパイヤのスープ 材料(2人分)
パパイヤ 1個(約200g)
鶏ガラスープ 400ml
玉ねぎ 1/2個
にんにく 1片
塩 適量
こしょう 適量
作り方
パパイヤは、皮をむいて、種を取り除き、1cm角に切ります。玉ねぎは、みじん切りにします。にんにくは、みじん切りにします。
鍋に鶏ガラスープと玉ねぎ、にんにくを入れて火にかけます。沸騰したら、弱火にして20分ほど煮ます。
パパイヤを加えて、さらに10分ほど煮ます。
塩こしょうで味を調えて、器に盛り付けます。
ポイント
パパイヤは、熟したものを使うと、甘みが増しておいしく仕上がります。
パパイヤは、火を通しすぎると、食感が悪くなるので、注意しましょう。
好みで、チーズやナッツをトッピングしてもおいしいです。
アレンジ
豚肉や鶏肉を加えて、具だくさんのスープにしてもおいしいです。
ほうれん草やブロッコリーなどの野菜を加えて、栄養価をアップさせましょう。
ココナッツミルクや豆乳を加えて、まろやかな味わいに仕上げましょう。
以上、TARTがお送りしました。