こんにちは、ユキレドブログへようこそ。
今日も張り切って、トレンドなトピックを追ってみましたのでお楽しみ下さい。
英国ウエールズ自治政府の首相に黒人を選出
英西部ウェールズ自治政府の次期首相に、黒人として初めてボーン・ゲシング氏(50)が就任することが16日決まりました。
それだけでなく、英国はすでに、英国人だけの国ではなくなったという事実に驚きを隠せません。
英メディアによると、
- 中央政府(つまり英国の首相)のスナク首相はインド系、
- スコットランド自治政府の首相はがパキスタン系、
- 北アイルランドは自治政府の首相には、プロテスタント系強硬派の民主統一党(DUP)のアーリーン・フォスター(Arlene Foster)党首が指名
英国内の首相職が全て非白人男性となったと話題が取り上げられています。
まさに新時代の到来ですね。
一方、日本においては、外国人の移民問題が深刻な課題となっています。日本は長らく外国人労働者を受け入れてきましたが、「移民」という概念に対しては比較的厳格な政策を採用してきました。特に、難民認定の基準が厳しいことが指摘されています。
日本は高度な専門性を持つ外国人人材の受け入れを進める一方で、移民問題については慎重な議論が必要です。社会の多様性を尊重しつつ、適切な政策を模索することが求められていると言えます。
ウエール州の自治政府の首相就任が決まったことを受け、ゲシング氏は自身が欧州の中でも「黒人初のリーダーとなる」と語り「私たちは今日、歴史のページをめくる」と力を込めたそう。
『黒人初』というくくり方をすること自体、民族間の軋轢を生みそうな人物ですね。
まあ、不用意に言葉をとらえるつもりはありませんが、今の時代は、肌の色や民族に基づくのではなく、英国民やウェールズ人など、国や地域の枠組みで演説してほしいです。
ゲシング氏は父親がウェールズ出身で、母親がザンビア人。1974年にザンビアで生まれ、幼い頃に英国に移り住んだ。16日にウェールズ議会の与党ウェールズ労働党の党首に選出され、議会の承認を経て、20日に自治政府首相に正式に就任する見通し。いわゆる2世なんですね
一方英国中央政府では2022年にスナク氏が初のインド系として首相に就任。
23年にはスコットランド自治政府の首相にパキスタン系で初めてユーセフ氏が就任した。
英国の国土
地図を見てみると。
中央にあるのがグレートブリテン島です。島の面積の半分以上を占めるのが「イングランド」で、その西部に「ウェールズ」、北部に「スコットランド」があります。
グレートブリテン島の西にあるのがアイルランド島で、島の北東部が「北アイルランド」です。その南はアイルランド共和国なので、両国の国境線はアイルランド島内にあります。
こんな小さな島国なのに4つの連合国があるのですね。
昔から小競り合いが多そうな事が伺われこの地図からもまるで日本の戦国時代の名残をそのまま見るようです。
陽の沈まぬ大英帝国時代の在りし姿
イギリスはインドを植民地として利用し、産業革命のきっかけや貿易によって大きな利益を得て1600年のイギリス東インド会社の設立から始まり、経済的にイギリスに利益をもたらします。
インド支配はフランスとの戦争による拡大と、インド人傭兵の雇用、三角貿易などを通じて強化されました。しかし、1857年にインドの大反乱が勃発し、イギリスはこれを鎮圧し、イギリス東インド会社は解散します。その後、直接的にインドを支配し、インド帝国が誕生しました。
- イギリスは産業革命のきっかけとしてインド由来の綿織物を利用し、大英帝国を築いた。
- イギリス東インド会社の設立(1600年)から始まるインドの植民地支配は、イギリスの経済に大きな利益をもたらした。
- イギリスはフランスとの戦争に勝利し、インド支配地域を拡大した。
- イギリスはインド人傭兵を雇用し、三角貿易によって利益を得た。
- 1857年のインドの大反乱は、インド人の反発を招き、イギリス東インド会社の解散をもたらした。
- イギリスは直接的にインドを支配し、インド帝国が誕生した。
また、三角貿易は18世紀から19世紀初頭に行われた貿易形態で、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカを結ぶ航路で行われました。
- 1.ヨーロッパからアフリカへの商品輸送、
- 2.アフリカでの奴隷貿易、奴隷のアメリカ大陸への輸送、
- 3.アメリカからの商品輸送から成り立ちました。
この貿易は奴隷労働に依存し、ヨーロッパの経済を豊かにし、アフリカとアメリカの社会に影響を与えました。
こんな国が、400年たった今、
- 中央政府(つまり英国の首相)のスナク首相はインド系、
- スコットランド自治政府の首相はがパキスタン系、
- 英西部ウェールズ自治政府の首相に、黒人系(ザンビア)
大英帝国がかつての栄光から、多様性や混血の国家へと変化せざるを得ない様子は、その興亡の歴史を振り返ると、物悲しさを強く覚えます。
日本もすぐそこまで来ている
先に述べた移民問題を取り上げた通り、日本も英国と同様に、同じ方向に進んでいると感じます。
現在、日本でも欧米系の二世議員がちらほら見かけられ、彼らが純日本人であるかのように受け入れられるようになっています。
しかしこの現象は欧米諸国に限らず、他の民族も日本の政治に参加し、その民族色を強調した日本国籍の議員が徐々に議席を占めていく将来は明らかです。このような動きが進行すれば、日本国の実質的な支配権が外国人によって浸食されていくことでしょう。
英国で現在起きているのはまさにその典型的な例であると考えられます。